THE NORTH FACE マウンテンネスト|設営しやすさと前室で選ぶ3シーズン山岳テント

テント泊って、景色や空気は最高なのに、設営で一気に体力を持っていかれる瞬間がありませんか? 山を歩いたあとの夕方ほど、迷わず寝床を作れることがありがたいんですよね。

THE NORTH FACEの「マウンテンネスト」は、そんな設営の負担を抑えながら、通気性や荷物の置き場もきちんと考えた3シーズン用山岳テントです。

ただし、軽さと小ささを突き詰めたタイプではありません。設営の素直さと厚めの生地を優先し、収納時の大きさを受け入れられるかが最初の判断ポイントです。

THE NORTH FACE(ザノースフェイス) 山岳テント マウンテンネスト1人用 2人用 春夏秋シーズン 簡易設計 おしゃれ
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マウンテンネストとは? 1人用と2人用の違い

マウンテンネストは、メッシュインナーとフライシートを組み合わせるダブルウォール仕様。春・夏・秋の山で、通気と雨への備えを両立しやすい作りです。

フロアとフライには75Dポリエステルタフタを使い、2,000mmのPUコーティングを採用。床は雨の跳ね返りを受けにくいバスタブ構造になっています。

1人用はフロア220×90cm、高さ100cm、総重量約1.67kg。収納は直径15×長さ50cmで、ソロの寝床としてはゆとりを取りやすい幅です。

2人用は223×129cm、高さ108cm、総重量約2.19kg。左右に入口と前室があり、2人が互い違いに寝て、それぞれ出入りしやすい設計です。

おぉ…数字で見ると違いがはっきりします。ソロの気楽さなら1人用、2人の動きやすさなら2人用と考えると選びやすいです。

疲れた山の夕方に嬉しい|X型ポールの設営

テント設営で一番ありがたいのは、迷いにくいことだと思うんです。マウンテンネストは2本のポールを交差させるX型で、低いドームを素直に立ち上げられます。

山の夕方って、思っている以上に余裕がありません。気温は下がるし、暗くなるし、早く荷物を整理して休みたい。そこで手順が見えやすい安心感はかなり大きいです。

岩場の山岳テント場で黄色いテントのペグを留める登山者
画像はイメージ

フライシートのみで設営できるのも特徴です。その使い方では別売フットプリントなどが関わるため、手持ち装備との組み合わせは説明書で確認しておきたいところです。

実地レビューでは、付属ペグ6本ではガイラインや左右の裾まで固定する分が足りないとの指摘もありました。追加ペグの要否は事前に確認しておくと安心です。

ムレにくさと荷物の置き場|メッシュと前室の使い勝手

テントの中って、狭いぶん空気のこもりが気になりやすいですよね。マウンテンネストは15Dナイロンのメッシュインナーと、上下の換気口を備えています。

もちろん、結露がなくなるわけではありません。それでも入口や換気口を使い分けられると、春夏秋の就寝中に空気の通り道を作りやすくなります。

さらに嬉しいのが前室です。登山靴や小型クッカーを寝床の外に置けるため、眠る場所が散らかりにくいんです。地味だけど、狭いテントでは効いてきます。

メッシュを開けた黄色い山岳テントの前室に登山靴とクッカーを置く様子
画像はイメージ

1人用には、室内から荷物へ手を伸ばせる後室側のファスナーもあります。開口部は広くないので、靴よりボトルや背の低い道具の置き場に向きそうです。

雨への備えと収納サイズ|厚めの生地とのトレードオフ

山の天気は、ちょっとした変化でも気になります。バスタブ型フロアと独立したフライは、地面の湿気や雨の跳ね返りに備えやすい組み合わせです。

一方で、75Dの生地を使うぶん、最近の軽量テントほど小さくはまとまりません。1人用でも収納長は50cmあり、50L前後のザックで存在感が出やすいサイズです。

つまり、これは最軽量より扱いやすさを選ぶテント。長く険しいルートで数百グラムを削りたい人より、歩行距離を抑えた山行で気楽に扱いたい人に似合います。

雨上がりの山で黄色いテントの前室に濡れた登山靴を収める登山者
画像はイメージ

防水素材でも、張る場所やペグダウン、換気で使い心地は変わります。また3シーズン用なので、積雪期や冬山を前提に選ぶテントではありません。

どんな人に合う? 重量・人数・山行で考える

初めてのソロテント泊で、複雑な設営を避けたいなら1人用が素直な候補です。幅90cmの寝床と前後の収納空間が、ひとりの山時間にちょうどいい余白を作ります。

2人で使うなら、幅129cmと左右の入口が判断材料。相手をまたがず出入りしやすく、濡れた靴や道具もそれぞれの前室へ分けられます。

反対に、テントをザックの奥へ小さく収めたい人や、長距離で徹底して軽量化したい人は立ち止まりたいところ。収納直径15〜17cm、長さ50〜60cmを実際のパッキングで想像しておく必要があります。

設営の分かりやすさ、前室の余裕、厚めの生地に魅力を感じるか。それとも収納性と軽さを優先するか。自分の歩く距離と荷物量に合うかが、マウンテンネストを選ぶ最後の基準です。

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