オーディオの音に「不満はない」。 でも、「感動もない」。 この中間地点、意外と長く居座りがちですよね。
私もまさにそれで、スピーカーもアンプも気に入っているのに、 なぜか最後の一押しが足りない。 そんなときに手を伸ばしたのが、MOGAMI 2534 RCAオーディオラインケーブルでした。 地味だけど、確実に効く。 静かに音を底上げしてくれる存在でした。
音は出ている。でも整っていない|交換前に感じていた違和感
交換前、音自体に大きな不満はありませんでした。 ただ、ボーカルが少し引っ込み気味だったり、 高音が前に出すぎて耳に残ったり。
「こんなものかな」と流していたけれど、 よく聴くと音の輪郭が少し曖昧。 楽器同士が近く、背景もザワつく。
オーディオって、こういう小さな違和感が積み重なりますよね。 私の場合、その正体がRCAケーブルでした。
MOGAMI 2534とは?|プロ定番が家庭用でも選ばれる理由
MOGAMI 2534は、音響現場で長く使われてきたNEGLEXシリーズの定番モデル。 4芯OFCのスタークワッド構造で、外来ノイズに強い設計です。
採用されているREAN(NEUTRIK)NYS366BGプラグも信頼性重視。 抜き差し時の安定感があり、接触不良の不安が少ないのが印象的でした。
特徴をまとめると、こんな感じです。
- 4芯OFCスタークワッド構造による低ノイズ設計
- REAN製金メッキRCAプラグ採用
- しなやかで取り回しやすいケーブル特性
- Kester44ハンダによる日本国内ハンドメイド
スペックを主張しすぎず、 音を正しく届けるための基本を丁寧に積み上げた一本。 そんな印象です。
つないだ瞬間の変化|派手じゃない。でも戻れない
実際につないでみると、 最初に感じたのは「静かさ」。
無音部分がスッと落ち着き、 音が出た瞬間に輪郭が浮かび上がる。 ボーカルは一歩前へ、楽器の位置関係も自然に。
特に印象的だったのが、 高音の刺激が和らぎつつ、情報量はしっかり残る点。 シャリつかず、でも曇らない。
派手な変化ではありません。 ただ、一度この整った音を聴くと、 元のケーブルには戻りづらい。 そんな「後引く良さ」がありました。
扱いやすさも音の一部|毎日触れるからこそ効いてくる
音だけでなく、物理的な扱いやすさも大事。 MOGAMI 2534はケーブル自体が柔らかく、 ラック裏でも無理なく曲がってくれます。
デスク周りやオーディオラックで、 配線作業がストレスにならないのは地味に重要。
ハンドメイドならではの丁寧さも感じられて、 長く使う前提でも安心感があります。 毎日触れるものだからこそ、 こういう部分が効いてきますね。
音を一段整えたい人へ|主役を引き立てる名脇役
- 機器は気に入っている
- 音に少しだけ物足りなさを感じている
- 派手さよりバランス重視
こんな人には、かなり相性がいいと思います。
スピーカーやアンプを替える前に、 まず信号の通り道を整える。 その一歩として、現実的で後悔しにくい選択。
音を主張しないのに、 音楽の輪郭だけはしっかり支えてくれる。 そんな、頼れる相棒です。


