冬キャンプの景色は好き。でも、冷たい風を受け続けるのはつらい。そんな日に外を眺めながらこもれる空間があると、キャンプの過ごし方はずいぶん変わりますよね。
そこで気になったのが、TOMOUNTのシェルターテント「MOON-TC」です。透明なTPUドアとメッシュドアを使い分けられ、ソロやデュオでゆったり過ごせる一張りなんです。
ただし、重さは約15kg。徒歩で軽快に運ぶテントというより、車で出かけて居心地のよいキャンプ部屋を作りたい人向けと考えると、立ち位置が見えやすくなります。
TOMOUNT MOON-TCはどれくらい広く、何が付いてくる?
MOON-TCは、コットン35%、ポリエステル65%のTC生地を使った自立式ドームシェルターです。組み立て時は約350×290×170cmで、ソロなら広々、デュオなら家具を絞ってくつろげるサイズ感です。
本体に加えて、4本のポール、メッシュドア、透明なTPUドア、ルーフフライ、グランドシート、ペグやロープ、収納袋が含まれます。季節をまたぐための部品がひと通り付属するのはうれしいところです。
一方で、寝室が分かれた2ルームテントではありません。シェルター内にコットやテーブルを配置するタイプなので、2〜3人用という表記だけでなく、寝具と荷物を置いた動線まで想像しておきたいですね。

TPUドアとメッシュドアで、季節ごとの快適さを選べる
このテントで「おぉ…いいな」と思ったのが、TPUドアとメッシュドアを使い分けられるところです。寒い日は透明なTPU越しに景色を残し、風を直接受けにくい空間を作れます。
雪景色や木々を眺めながらコーヒーを飲む時間。正直、これを想像した瞬間にちょっと欲しくなりました。テントの中なのに外を感じられるって、かなり贅沢ですよね。
暖かい時期はメッシュドアや側面・天井の換気口を使い、虫の侵入を抑えながら風の通り道を作れます。ただ、真夏はメッシュにしても熱がこもることがあるので、日陰選びと換気は欠かせません。

4本ポールで自立するけれど、約15kgは先に知っておきたい
MOON-TCは2本のメインポールと2本のサイドポールで自立させる構造です。順番とスリーブの向きをつかめば組み立てやすいという声があり、張ったあとにレイアウトを整えやすいのもドーム型のよさです。
ただし、伸びにくいTC幕を曲線のフレームに沿わせるため、最初はフック留めや立ち上げに力が要ることがあります。簡単設営でも、軽い力だけで済むとは限らない。ここは分けて考えたいところです。
収納時は約65×30×34cm、総重量は約15kg。キャンプ場に着いてから設営でぐったりするのは避けたいですが、車からサイトまで運ぶ距離が長い場所では、この重さがじわっと効いてきます。
そのぶん、壁際にもチェアやラックを寄せやすく、ソロでは基地感のある余白を作れます。携帯性より幕内で過ごす時間を優先するかが、選ぶときの大きな分かれ目です。
雨の日とストーブ運用は、快適さより先に安全を確認
本体のTC生地に加え、雨や雪に備える210Dオックスフォードのルーフフライが付属します。まとまった雨が予想される日はルーフフライを省かないことと、撤収後に幕をしっかり乾かすことが大切です。
TCは濡れたまま収納すると、においやカビの原因になりやすい素材です。帰宅後に広げて乾かせる場所があるかまで考えると、買ったあとの付き合い方がぐっと現実的になります。
煙突ポートは冬のおこもりを考えるきっかけになりますが、穴があるだけで火器の安全が保証されるわけではありません。製品とストーブ双方の説明に従い、換気、離隔、固定、天候、一酸化炭素対策を確認するのが前提です。
TC素材も燃えない素材ではありません。焚き火やストーブの雰囲気に惹かれるほど、火の粉や熱源との距離を丁寧に扱える人向けの装備だと思っておきたいですね。

車で行くソロ・デュオなら、自分だけのキャンプ部屋になる
MOON-TCは、ただ眠るためのテントというより、キャンプ時間そのものをゆっくり味わうためのシェルターです。晴れた日は開いて、虫が気になる日はメッシュ、寒い日はTPUと、過ごし方を組み替えられます。
車で運べて、ソロやデュオで幕内時間を大切にしたい人には、かなり刺さるはず。反対に、軽さを最優先したい人、乾燥や火器の管理に手間をかけたくない人には、もっと軽い幕のほうが気楽です。
外の景色を残したままこもりたいか。約15kgを運べるか。濡れたTCを乾かせるか。この3点に無理がなければ、自分だけのキャンプ部屋を作りたい人にしっくりくる一張りです。


